2009年11月14日土曜日

勝鬨橋と銀ブラ

 平日でもある11月10日、会社を休んで銀座へかみさんと行った。
 ちょっとかみさんに所用があって午前10時前に東銀座に着き、とりあえずそこからは僕一人で昼過ぎまでは過ごさなければならない。
 店が開くまではまだちょっと時間があるし、こうなると思ってカメラを持って来ているのでブラブラと勝鬨橋まで歩いて来た。 橋を渡って、銀座方向を見て撮ったところ。
 水上バスも通るが、もう勝鬨橋はとうの昔から開かずの橋なので橋は上がらない。(船の背が低くできているので上げる必要もないのだが・・・)
 月島側で何枚か写真を撮ったので(ここでは全ては見せられない)、築地側へ渡り返す。左に見えるのは築地市場の駐車場です。市場はもう少し左側になりますね。
 この信号のところで、船が通る時には歩行者や自動車、路面電車が停められたのですね。
 橋を渡り返すと築地市場の手前に「かちどき橋の資料館」という小さな建物が見えた。
 寄って、みることにしよう(途中下車の旅や、ちい散歩みたい)。
 中へ入ると誰も居なかったのであるが、しばらく入り口の写真を眺めているとトイレからおばさんが出て来た。このおばさんが、東京都建設局の職員(きっと嘱託)であることは後でわかる。「あら、ごめんなさい」と言い、一人だけのお客である僕に館内の説明を簡単にしてくれる。それによれば上の写真の模型のボタンを押して、まずは勝鬨橋の概要を頭に叩き込むのがよろしい、とのこと。
 それに従って約5分程度の録音された説明と、結構良くできている動く模型を眺めていると、ちょうどその自動説明が終わる頃に近寄って来て、今度は反対側にあるビデオのスイッチを入れながら、次はこれを見て勝鬨橋の歴史を学ぶがよろしい、とのこと。
 いや、両方とも「へぇ〜」と思うことばかりで、勉強になりました。
 そのビデオが終わる頃になると、絵はがきを僕に手渡しながら、「実はこの建物は、勝鬨橋を動かすモーターのための変電所であった」こと、今は都の建設局でこうして観光者に見せていること等を説明してくれて、「あとはご自由にどうぞ」、と解放してくれた。
 上の写真の両脇に見える電動機(発電機)2基が、商用交流から橋を駆動するモーターのための直流に変換するもの。2基の間の床の金板の下に橋の基部に向けて電線が通っていたそうな。この建物の奥外側方向に勝鬨橋がある。
 基本的には1基で運転できて、もう片方は予備。急いで短時間に橋を上げ下げしなければいけない時には2基動かしたらしい。
 奥の2階が制御盤。その下1階の左側が入り口で右側がおばさんの事務所。
 なんだかんだと20分くらい、とても面白い時間を過ごした。
 ちなみに毎週木曜日にはボランティアの人が橋の基部に案内してくれるらしい。機会があったら行ってみたい。
 ここで、うんちくを。
 勝鬨橋の勝鬨って?・・・そう、「えいえいお〜!」の勝どき。なんでそんな名前が着いたのか?というと、日露戦争で1905 年の旅順陥落を記念して、築地と月島の間を渡し船がかかって、それを「かちどきの渡し」と名付けたのが元で、その後交通の発達に従って渡し船では間に合わなくなり、船と車、路面電車両方を通せる可動橋を作り、「かちどきの渡し」から名前を取って、「かちどき橋」としたそうな。

 そとへ出て来て、今度は築地の場外を散策した。
 上はその入り口とも言える、もんぜき通り。ほとんどが観光客目当ての飲食店。しかし平日というのにすごい人出である。
 更に奥や、路地を入った店も一通り見て回ったが、今日の夜はこのまま銀座で友達と呑む約束をしているので、生ものなどは買えない。(いや〜、まぐろのカマとか、シャケのカマとか安くて美味そうなものを結構見つけたのだが残念)
 それでも添加物無しの南高梅の梅干しを安く見つけて買い求めた。(美味い梅干しでした)
 築地場外にも飽きて、ぼちぼちと東銀座へ戻ると、用を済ませたかみさんから電話が入り、落ち合ってちょっとウィンドーショッピング。とりあえず、H&Mに行くが全く自分とは趣味が合わない。(年齢が合っていないのか・・・)
 その後は、ランチ。
 久しぶりの平日の銀座なので、フレンチのコースでも食べようと、下調べをしておいた、下の写真。ホテルモントレ銀座のレストランで、フレンチのコースをいただいた。
 前菜、スープ、メインの魚、メインの肉、デザート、コーヒーと、ランチなのでそれぞれは少なめであるが、きちんとしたコースメニューになっていた。
 味の方もとても美味しい料理でした。(ホテルのレストランで恥ずかしいので写真は撮らず)
 ランチの後も、銀座をブラブラ。夕方になって、博品館に店を開くパン屋「モンシェール・ミホ」のデニッシュ食パンを買って、カミサンを新橋駅に送り家へと返す。
 僕は再び銀座へ戻り、友人たちと一杯やったのでした。

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