2010年5月3日月曜日

鋸山ハイキング

 GW 突入!
 有給休暇をとった4月30日に家内とハイキングへ行こうと話していた。
 前回は昨年秋口に行った、那須マウントジーンズ・ロープウェー。その間、家内はぎっくり腰をやってしまったりして、かなり歩いていない。だから近場でまずはリハビリ歩きとなる。
 前夜までどこへ行くか考えたが、結局鋸山へ行くことにした。
 色々なコースがあるが、今回は車力道コース。

 浜金谷駅近くの観光案内所でなんと無料の駐車スペースを教えてもらい、そこへ車を停めて歩き出す。
 浜金谷の集落から目指す鋸山を望む。(たぶん鋸山山頂は左端の鉄塔が見えるピークのもう少し左)

 このコースは案内板が整備されていて分かり易い。集落を抜けた所で分かれ道となるが、右の階段は観月台コース。僕らは左へ行く。

 しばし進むと山道となるが、古い石畳である。
 これは昔、金谷石を切り出していた頃、力車に乗せて石を下ろした道の跡なのである。

 こんな風に、石を切り開いて道にしている場所も有る。
 どこも苔むしていて長い時間を感じる。

 登り始めておよそ1時間程で、「東京湾を望む展望台」に着く。
 ここは鋸山の山頂では無いが、展望はほぼ300度効き、とても良い景色の所。
 下は、保田側を観る。
 左手奥の双耳峰が富山。ここも昨年2人で登った。(南総里見八犬伝の里)

 右へ目を移すと、金谷港と金谷の街が見える。写ってはいないがフェリーも行き来する姿も見える。画面左側のピークが、ロープウェーの山頂駅からこちらへ日本寺の境内「地獄のぞき」などが有る。(後でここへ行くが、この展望台から直接尾根伝いには行けない。)

 東京湾を望む展望台からしばらく奥へ尾根伝いに歩くと、鋸山山頂(一等三角点)が有る。
 しかし展望はほとんど効かない。が、ちょうど南東の風がキツくなって来たので、木が風を遮ってくれてお弁当を開くにはちょうど良い。例によって、僕の作ったおにぎり、卵焼き、ウインナー炒めを頬張る。至福の一時。下の写真では左側の木の向こうが金谷の街。

 お昼の後は、先ほどの東京湾を望む展望台の直下にある分岐から一度下がって石切り場跡まで戻る。急な階段で50mほども下るだろうか。
 そこからトラバース気味に地獄のぞきの下側まで歩くと途中いくつかの石切り場跡が有る。
 この写真の場所は良くガイドブックにも載る場所。やはりでかい。おしりがむずむずしてくる。

 更に進むと地獄のぞきを下から見る位置まで来る。100mくらい上に見える。

 少し歩いて登ると、日本寺の北口管理所に着く。ここで拝観料600円を払う。釈然としない。基本的に鋸山山頂からロープウェー山頂駅まで尾根伝いでは行けないようになっているのだ。法人税無税のお寺さん、儲け過ぎじゃないの?
 などと考えながらも折角登って来たので、地獄のぞきへも行く。かみさんを立たせてパチリ。(さっき下から見たところに立っている)

 そうこうしながら、ロープウェー山頂駅まで歩いて来たが、強風のため運転中止とのこと。復旧の見込みも立っていない。
 僕たちはハイキングで来たのでそんなことは構いはしない。でも他の観光客はどうしたのだろうか?皆、車で上まで上がって来たのか?
 山頂駅から下を見るが、この左側の尾根を降りて、左手中腹に見える白い建物のところで舗装路に出る。(途中マムシに注意、とあったが、マムシを怖がっていては房総の低山ハイクはできないだろう。基本コースを逸脱しなければ危なくは無い。)

 車に戻って、金谷港の土産物屋でイワシの鰹節煮を買って帰る。
 渋滞にも会わず2時間弱で帰宅。

 風呂上がりのビールが旨い。

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